防災減災・県土強靭化対策特別委員会/県北地区調査報告書

参加議員

山内いっとく 佐藤雅洋 斉藤了介 坂口博美 丸山裕次郎 山下寿 川添博
 重松幸次郎 今村光雄 山内佳菜子 黒岩保雄

〇7月23日、7月34日
〇調査概要
①ひなた宮崎県総合運動公園(公園利用者の避難について)
ひなた宮崎県総合運動公園は、総面積154ヘクタールの敷地の中に近代的な競技施設と、500種42万本の植栽樹木で構成された「緑の中のスポーツ公園」として広く県民に親しまれています。
また、宮崎県が推進しているスポーツランドみやざきの中心的な施設として、プロスポーツ球団などのキャンプや、全国規模の各種大会に活用されています。
避難デッキや避難高台をみるとともに、津波から身を守るための備えと対応について説明受け、質疑を行いました。
現在、公園利用者の避難対象者を最大61,000人と想定し、エリアを3つに分けて避難施設が整備されております。

②串間市役所 (防災計画、受援計画など)
串間市は、宮崎県の最南端に位置し、面積は295.17平方kmで、人口は令和6年6月現在で15,303人で、自治会加入率は90%を超えています。高齢者や障がい者などの避難することが困難な方は4500人程おり、そのうち個別避難計画の策定が必要な方が2500人と要支援者の人数がかなり多い状況であることがわかりました。

③串間商工会議所 (企業BCP、会員企業との意見交換)
串間商工会議所は、串間市内の商工業者によって組織される地域経済団体として、串間市の商工業の世論を代表し商工業の総合的な改善発達を図り、社会一般の福祉の増進を目的に活動を行っています。
串間市の商工業者数は937事業者あり、そのうち商工会議所の会員数は564事業者で60.19%の加入率ですが、企業BCPの策定は14事業者に留まり、策定に向けては課題があることがわかりました。

④国交省九州地方整備局志布志港湾事務所(大隅半島における’みなと’を活用した災害対応)
志布志港の背後地域は日本有数の畜産地帯で、南九州の畜産業を支える飼料供給基地として重要な役割を担っております。また、国内主要港とを結ぶ長距離フェリーが就航するとともに、アジアに向けて定期コンテナ船が発着し、南九州の国際物流拠点としての中心的役割を担っております。
【命のみなとネットワーク】について
‘みなと’の機能を最大限に活用した、災害対応のための物流・人流ネットワークを「命のみなとネットワーク」と名付け、このネットワークの形成に向けた取組を各地域で進めています。

⑤NHK宮崎放送局 (防災報道局における公共放送の体制や取組)
・命を守る”防災の呼びかけ”
・防災業務計画
・企業BCP
・台風14号の被害
・スターリンク(通信衛星)
上記の点について説明を受けました。鰐塚山にアンテナがあるため、停電になり、鰐塚山までの道路が崩れることもあったが、非常用電源が切れるまでに復旧したとのことでした。復旧が難しければ、県内の放送に被害が出ることが想定されます。

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