令和5年12月 先達塾

「最近の金融・経済情勢についての勉強会」

    概要

    12月7日に先達塾として、日本銀行宮崎事務所長の川端所長を講師に迎え、「最近の金融
    ・経済情勢について」と題して勉強会が行われました。

    〇経済の先行き
     海外経済の回復ベースの鈍化による下押し圧力を受けるが、ペントアップ需要の顕在
    化などに支えられ、緩やかな回復を続ける。その後は、所得から支出への前向きな循環
    メカニズムが徐々に強まるもとで、潜在成長率を上回る成長を続ける。
    〇物価の先行き
      消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、来年度にかけて、既往の輸入物価の上昇を
    起点とする価格転嫁の影響が残るもとで、このところの原油価格上昇の影響等もあって
    、2%を上回る水準で推移する。2025年度は、これらの影響の剥落から、前年比の
    プラス幅は縮小する。消費者物価の基調的な上昇率は、マクロ的な需給ギャップがプラ
    スに転じ、中長期的な予想物価上昇率や賃金上昇率も高まるもとで、見通し期間終盤に
    かけて「物価安定の目標」に向けて徐々に高まっていく。
    〇今後の宮崎県の経済のポイント
    ・「前向きな循環メカニズム」がしっかりと働き、息の長い景気回復が実現するか。
     ⇒「賃金と物価の好循環」の実現
      個人消費、企業行動の変化の兆し、賃金動向
    ・「人手不足」への対応
     ⇒人材確保、生産性の向上

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