宮崎再生対策特別委員会 県外調査報告書
〇参加議員
山内いっとく 日髙利夫 永山敏郎 外山衛 中野一則
野﨑幸士 二見康之 山下寿 重松幸次郎 脇谷のりこ 斉藤了介
〇調査概要
10月17日(水)
①新潟製粉株式会社
10月18日(水)
②新潟市 (新潟市農業活性化研究センター)
③燕三条地場産業振興センター
10月19日(木)
④群馬県観光物産国際協会
⭕️新潟製粉株式会社
1 概要
(1) 設立:平成10年7月
(2) 主な事業
・穀粉の製造および販売
・穀粉を原料とする食品の製造および販売
・穀粉を原料とする災害対策用保存食品の研究開発ならびにその保管およ管理
(3) 会社概要
新潟製粉株式会社は、新潟県が技術開発した「微細製粉技術」による新規米粉を、世
界に先駆けて実用化するために設立されたモデル製粉工場。
従来小麦粉を利用しているパンや麺類、洋菓子類、家庭用調理粉などの食品に対し日
本の自然条件にもっとも適したお米を米粉として利用することで日本の食料自給率の向
上に寄与し、次の世代を担う子どもたちに日本の「食料安全保障」を大切な共有財産と
して残したいと考えている。
(4) 設立理念(抜粋)
現在の日本の食料自給率はカロリーベースで37%と世界最低水準であり、さらに穀物
自給率は先進諸国の中では例外的に低い数字となっている。
地球規模での食糧不足が予測され、多くの国民が食料供給に不安を抱き始めた今、従
来の既成概念であるコメ=ご飯中心の粒食文化に加え、『新規米粉』の活用・普及~拡大
によるコメの粉食文化を確立し、日本の食料自給率の向上をめざしていく必要がある。
2 OEMについて
新潟製粉では、持ち込みの米での製粉、米粉のOEMも承っております。
OEMとは、『Original Equipment Manufacturing』の略称であり、製造メーカーが他社ブ
ランドの製品を製造することをいいます。
例えば、お客様がお持ち込みになったお米を「米粉」として製粉し、お客様の自社ブラ
ンドとして販売することで地産地消をお手伝いすることができる。
⭕️新潟市(新潟市農業活性化研究センター)
1 新潟市の概要
(1) 人口
推計人口 令和5年9月1日時点 772,742人
※直近の国勢調査の数値を基礎に、毎月の人口増減を加えて算出した人口
(2) 面積
726.19平方キロメートル(令和5年7月1日現在)
(3) 産業別人口(令和2年度時点) 就業者総数 402,267人
第一次産業 12,729人 3.2%
第二次産業 86,462人 21.5%
第三次産業 303,076人 71.5%
2 農業活性化研究センター
(1) 概要
農業活性化研究センターは、本市のさらなる農業振興を図るため、農業者が抱えてい
る技術的な課題の解決や農村の活性化を支援するとともに、食品加工支援センターや食
と花の交流センターとも連携しながら6次産業化や農商工連携を積極的に支援するため
の施設。
(2) 事業内容
・試験研究
・6 次産業化サポート事業
・農産物高付加価値化推進事業
3 新潟市の農業(新潟市農業構想より抜粋)
(1) 新潟市農業及び農村の振興に関する条例の基本理念
○農業
・農地・農業用水等の農業資源及び多様な担い手の確保とこれらの効率的な組み合わせ
・自然環境と調和した持続的な農業の発展
○農地
・良好な景観の形成、洪水の防止、生態系の保全等の多面的機能の維持
・農産物の生産、生活及び地域活動が共存する場として整備、保全
(2) 農業・農村の将来像
新潟市が目指す田園型政令市のイメージである「食と花の都」を継承しつつ、「新潟
市総合計画2030」が示す基本的方向と整合・連携を図りながら、『食と花の都~都市と
田園の調和を活かした持続可能な農業の実現~』を目指している。
⭕️燕三条地場産業振興センター
1 燕三条地場産業振興センターについて
(1) 概要
三条市・燕市は新潟県のほぼ中央に位置し、作業工具・刃物関連等を主体とした金属
製品の「金物の町」ならびに「金属洋食器」「金属ハウスウェア」製品を主要製品とす
る町として世界に輸出を誇る。
時代に対応した新しい展開をめざす地場産業が、人・技術・情報の高度な交流結合を
はかり、新商品・新技術の開発の契機となる中核機能と、併せて地域文化の活性化を図
るための各種機能を併せ持った多目的施設であり、産業と観光の拠点となっている。
(2) 沿革
昭和61年 6月 地場産センター建設準備室を設置
昭和61年11月 (財)新潟県県央地域地場産業振興センターを設立
平成25年 4月 一般社団法人燕三条地場産業振興センターに変更
平成28年 4月 公益財団法人燕三条地場産業振興センターに移行
2 取組内容
(1) 燕三条ものづくり企業ナビ
燕三条地域企業の受発注を促進するための地域企業データベースシステム。
燕三条地域内の製造業等に関係する情報を公開することで、登録企業の皆様の情報発
信・PRと県内外発注企業の皆様の取引先候補企業の検索等にお使いいただける利便性が
高いサイトを運用。
(2) 燕三条ブランドの確立
地域ブランド確立のため、2009年に「燕三条プライドプロジェクト」が設立。
このプロジェクトは、互いに相乗効果が発生する複数のグループ・プロジェクトから
構成され、燕三条の魅力を表現するライフスタイルを創造して、様々な活動を通じて発
信を行ってきた。
(3) オープンファクトリー
つくり手が活動し、ものを作り出していく現場を公開してお客様に体験していただく
取組。普段は見ることのできないものづくりの現場に触れることで、ものづくりの魅力
やその価値を知ることができる。
つくり手はお客様との交流を通してものづくりの喜びや誇りが醸成され、自社の価値
に気づくことで新しいビジネスの可能性へと繋がる。
⭕️群馬県観光物産国際協会
1 群馬県観光物産国際協会の概要
(1) 設立日
平成2年10月30日
(2) 目的
群馬県の活性化と世界に開かれた群馬の実現、県内における観光物産事業の健全な発
展と振興及び健全な観光旅行の普及発展を図るため、群馬県、市町村、関係団体等と連
携し、多文化共生の地域づくりを推進するとともに国際交流に関する幅広い活動を促進
し、世界各国との相互理解を深め、あわせて観光振興及び物産振興並びに観光旅行の普
及啓発を行い、もって本県に賑わいを創出し、県民生活、文化及び経済の発展に寄与す
ることを目的とする。
(3) 事業内容
・ 国際交流に関する事業
・ 観光物産振興・推進に関する事業
・旅行業に関する事業
・観光施設の管理及び運営事業 など
2 ぐんま観光リーダー塾の取組
(1) 概要
観光庁が推進する「観光地域づくり法人(日本版DMO)」の一環として、群馬県内の観
光地域づくりを進めるプログラム。観光産業の未来を担う人材育成として注目が集まっ
ている。「ぐんま観光リーダー塾」は、観光まちづくり組織や観光関連産業の若手経営
者や幹部候補、地域おこし協力隊など、観光に関わる幅広い業界の方々を対象に、実践
的な学びの場を提供している。
(2) 令和5年度募集事項
・実施期間:令和5年11月7日(火)~令和6年2月17日(土) 全6回
・募集人数:20名
・受講料:5,000円