宮崎再生対策特別委員会 県北地区調査報告書

〇参加議員

山内いっとく 日髙利夫 永山敏郎 外山衛 中野一則 野﨑幸士 二見康之
山下寿 重松幸次郎 脇谷のりこ 斉藤了介

〇調査概要

8月29(火)
①松井農園について
②延岡市商店会連合会について
8月30日(水)
③延岡ふるさとツーリズム協議会について
 ④日向商工会議所について

〇課題
 コロナや物価高、原油高への影響として以下の意見があった。
・コロナがきっかけとなり、売り上げが減少し閉店した店舗がある。
・コロナにより来客数が減少し、従業員を減らして対応していたが、コロナが落ち着き、売り
上げが伸びてきたが従業員が戻ってこない。時給を高く設定しなければ応募もなく、経営を
圧迫している。
・コロナ禍に受けた融資の返済が負担となっている。
・コロナが落ち着いても、スナックなどの2次会で利用する店舗は、経営が厳しいままとなっ
ている。
・物価高が収まる気配がなく、常に仕入れ価格と販売価格を変えていかねばらなず、その作業
が大きな負担となっている。
・仕入れ価格の値上がり分を販売価格に転嫁できていない。
・原油高により運送費が上昇している。

①松井農園について
(1) 経営概要
平成18年に「有限会社松井農園」を設立し、水田5ha、畑5haを経営。水稲のほかに、レ 
タス(5種類)、キャベツ、ブロッコリー、大根、ニンジン、ばれいしょ、かんしょ、里芋など
を有機農業により栽培している。現在では、カフェをオープンし、野菜の直売や自家製サラ
ダ等を提供している。
(2) 取組の特徴
有機野菜を中心に多品目を栽培している。現在は、有機生産者だけの出荷組合「有機生活
・綾」を設立し、県内外に野菜を出荷している。今後、有機農産物の増産や海外への輸出を
視野に入れた生産への取組を展開していく。
綾オーガニックスクールについて
(1) 概要
今年度の6月に有機農業を学ぶ場として、「綾オーガニックスクール」 が開校し、その運
営会社代表を務める。スクールでは、町が推進してきた有機農業を2年間体系的に学び、町
内への就農を目指してもらうことが目的。有機農家の農地で栽培技術の研修などを行なって
おり、町と連携した農地の確保など支援を行いながら次世代を担う人材を育成する。
(2) 2023年6月開講コース(就農実践コース 第1期)
・ 期間:2023年6月~2025年(2年間)
・ 定員:3名
・ 入学金:55,000円(税込)
・ 授業料:660,000円(税込)/年
・ キャンパス:綾町内のほ場
・ 動画視聴:土づくり講座(全5回):天敵利用講座(全5回)
・ 内容:ほ場実習+座学
・ 学習時間:週6日程度

②延岡市商店会連合会について
(1) 概要
車社会の進展や大型店の進出、インターネットの普及などで、かつて賑わい
があふれていた商店街の環境は厳しさをましています。そのような中で、商店街
を活性化させ、以前のような賑わいを取り戻そうと、延岡市内にある8つの商店
会が連携し様々な取組を行われています。
(2) 延岡市の商店街
レーヨン通り商店会、三軒屋商店会、大師通り商店会、山下新天街商店街、
祇園中通り商店会、祇園町銀天街、延岡中央商店街、安賀多商店街
(3) 主な取組
1 延岡まちゼミ
平成14年愛知県岡崎市発祥で、延岡市では平成28年9月に第1回目を
開催。お店の人が講師となり、生活の役立つ専門知識やプロの技などを無
料でお伝えする講座。参加者には、一部店舗で使える「まちゼミクーポン」を
進呈しています。
2 商店街で総額100万円分当たっちゃうキャンペーン
延岡市の民間活力による消費喚起応援事業補助金を活用し、延岡市商店
会連合会が主催をして実施していました。
○民間活力による消費喚起応援事業補助金とは・・・
商店街組織等が商店地域において、商店地域への人の流れを生み出
し、店舗での消費を促進する事業(販売促進事業、割引キャンペーン、当
該団体の構成員の事業の生産性を向上に資すると認められる事業など)を
対象として補助を行っているもの。
3延岡こども商店街
子どもの主体性を育む取組として、対象となる小学生が仕事を行い、その
対価としてお給料(会場内専用通貨)を付与する取組。

③延岡ふるさとツーリズム協議会について
1 概要
宮崎県の北部に位置する延岡市で農泊の受入を行っており、山・川・海の豊かな自然環境
を活かしたアウトドア体験や農林漁業体験、旭化成をはじめ工都の強みを活かした企業見学
やモノづくり体験など多様なプログラムを準備しています。様々な体験を通じて地域の方々
と交流する農山漁村ツーリズムを推進しており、延岡市内の学校との体験交流も行っていま
す。
2 受入概要
○受入家族:30軒(毎年開業民泊が増えている)
 ※ツーリズム高千穂郷との合同受入も可能です。
○受入人数:80名
○基本料金:1泊2食 9,000円
○インバウンド対応状況:Wi-Fi環境、外国語HP、外国語ネット予約
○主な体験内容
 農業、果樹、漁業、林業、畜産体験、旭化成工場展示センター見学、そば・うどん打ちなど

④日向商工会議所について
【リラックスサーフタウン移住促進プロジェクトについて】
○主な取組内容
サーフィン移住の促進を図ろうと、ひゅうが住活応援調整会議が昨年度の1月に実施されてい
る。経済団体やサーフィン連盟、行政などから選出された18人の委員(コンシェルジュ)が参加
し、移住促進の方策などの確認が行われた。
※ひゅうが住活応援調整会議とは2019年度から取り組むリラックスサーフタウン日向移住促進
プロジェクトの一環として、初年度は5回の会議を開催し、サーファーなどへのアンケート調
査、移住商品の検討に取り組んでいたが、2020年度からコロナの影響により休止していた。

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