文教警察企業 常任委員会 県北地区調査

〇参加議員
委員長: 山内佳菜子
副委員長:山内いっとく
委員:  西村賢 日高陽一 井本英雄 前屋敷恵美 斎藤了介
〇調査概要
7月12日(水)
①宮崎海洋高等学校 新実習船「進洋丸」
 ②渡川発電所
 ③日向警察署 女性専用留置施設
7月13日(木)
 ①延岡星雲高等学校 アーチェリー場・相撲場
 ②延岡城・内藤記念博物館
〇課題
 新実習船「進洋丸」については、乗組員が定員21名に対し、17名しかいない。今後も
継続していくためには、乗組員の確保が必要であるが、給与体系が民間との差が大きく、な
かなか人が集まらない状況がある。
  女性専用留置施設については、県北に唯一あるため、都城などからも移送してくる。移送に
関する課題がある。
  アーチェリーや相撲について、強化指定を行い、部員募集を行っているが、今年の1年生
については部員がいない状況である。認知度とともに、遠方の生徒募集に関しては、寮など
の住む場所の課題がある。

宮崎海洋高等学校 新実習船「進洋丸」
1事業の目的
宮崎海洋高校の実習船は、建造から17年が経過し、経年劣化が進んでいることから、一般的
な耐用年数である20年を前に代船を建造し、国際 環境基準に準拠した実習船を建造する。
2 事業の内容
① 設計委託(令和2年度)
② 建造(令和2年度から令和4年度)
  ※R 2 当 初:設計委託関係の経費を計上
   11月補正:建造関係の経費を計上※建造を前倒しして行うため全体額の約30%
   2月補正:設計委託関係の経費の執行残を補正
   R3当初:建造関係の経費の一部(約2%)を計上
   11月補正:建造関係の経費を計上(全体額の約68%)
   R4 2月補正:材料費値上げによる増額補正
(1) 事業名
  宮崎海洋高等学校進洋丸代船建造事業
(2) 総事業費
  設計:11,990千円
  工事:2,399,253千円
(3) 事業主体
  宮崎県
3 施設の構造
(1) 総トン数:696トン、主機関:2000馬力、船質:鋼船
(2) 排ガス規制に伴い、脱硝装置と呼ばれる窒素酸化物除去装置を搭載
(3) 生徒居住区(男子:風呂、洗面所、トイレ)の拡張
(4) カウンセリングルーム、クールダウンルームの新設

渡川発電所
1事業目的
渡川発電所は、運用開始から60年以上が経過し、主要機器等に老朽化が見られるため、最新
機器へ更新等を行う。
2 事業概要
(1) 事業名
 渡川発電所大規模改良事業
(2)総事業費
 約45億円(税込)
(3) 事業期間
 平成27年度~令和5年度
(4) 事業内容
 ア 発電設備一括更新工事
 イ 土木・建築工事(完了)
 ウ 取付道路整備(完了)
(5) その他
 事業を実施するにあたって、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用し、収益
の確保を図る。(売電単価14円/kWh、20年間)
 令和5年10月に全工事が完了し、11月からFITによる発電を開始する予定。
 代表者名 企業局長 井手 義哉
3 発電所概要
 ・所在地   日向市東郷町下三ヶ
 ・水系河川名   小丸川水系 渡川
 ・最大出力   12,344kW(2台合計)
 ・最大使用水量 16.0m3/s
 ・最大有効落差 90.7m
 ・発電開始年月 昭和30年4月
 ・発電所形式 ダム水路式
 ・ダム名称 渡川ダム

日向警察署 女性専用留置施設
1女性専用留置施設の目的
 女性被留置者の処遇を、女性看守勤務員が対応することで、女性被留置者の精神的苦痛や
羞恥心を低減させて、その尊厳を守るとともに、女性ならではの視点で留置場内における女
性被留置者による事故防止が図られるほか、男性看守であることに起因する各種不適切事
案の未然防止につながるものである。
2 施設概要
(1) 沿革
 平成25年3月 現庁舎に新築移転
 令和5年3月 女性専用留置施設運用開始
(2) 留置管理課の体制
 留 置 管 理 課 長 ( 女 性 ) 以 下 9 名 ( 内女性8 名)
 看守係1当務2名の三交代制(6名)
(3) 施設の構造
 総面積 約500m²
 留置室 8室(定員16名)
 保護室 1室(被留置者専用)
3 その他
・男性被留置者は、全て延岡警察署等に委託留置
・男性留置人の護送等担当として、留置管理課に男性管
理係1名を配置

延岡星雲高等学校(アーチェリー場、相撲場)
1事業の目的
令和9年度に本県で開催される国民スポーツ大会に向け、少年・成年種別の中心となるタ
ーゲットエイジの強化やジュニアから少年、成年までの一貫した育成強化体制が重要である
ことから、部活動や競技団体の練習拠点として整備したもの。
2 事業の内容
(1) 事業名
 練習環境整備事業
 ①アーチェリー場(令和3年12月完成)
 ②相撲場(令和5年1月完成)
(2) 総事業費費
 ①72,129千円
 ②52,458千円
(3) 事業主体
 県
1 延岡星雲高校アーチェリー部及び相撲部について
令和4年度現在、延岡星雲高校アーチェリー部と相撲部については、第81回国民スポーツ
大会に向け強化を推進する部活動等(推進部活動)に指定されている。なお、推進部活動につ
いては、県立高等学校入学者選抜における「スポーツ推薦」を実施することができる。
2 アーチェリー競技及び相撲競技について
(1) 強化指定種別の状況
令和4年度の競技力強化指定競技種別において、アーチェリー競技と相撲競技は全種別「
育成」種別に指定されている。なお、「育成」種別とは、近年の国体で入賞等の実績がない
競技種別である。
(2) 宮崎国スポにおける各競技団体の目標
宮崎国スポに向けて、アーチェリー協会及び相撲連盟が設定している目標は以下のとおり
 アーチェリー競技 目標得点70点(全種別4位入賞) ※参加点10点含む
 相撲競技 目標得点30点(全種別5位入賞) ※参加点10点含む

延岡城・内藤記念博物館
1事業の目的
延岡の歴史や文化に関する資料の収集・保存・活用と、歴史資料や美術作品を鑑賞する機
会を提供する施設である。延岡藩主「内藤家」に伝来した貴重な品々をはじめ、大正昭和期
の民俗資料など数多くの資料が展示・収蔵されている前身である「内藤記念館」(昭和 38 年
建設)の施設の老朽化に伴い、令和4年9月に「延岡城・内藤記念博物館」として開館し、歴史
民俗博物館として国の「公開承認施設」を目指している。
2 事業の内容
(1) 事業名
 延岡城・内藤記念博物館(内藤記念館再整備事業)
(2) 総事業費
 3,661,729 千円(令和 4 年 4 月時点)
 本館工事費1,919,268千円 和室棟工事費125,496千円
(3) 事業主体
 延岡市(商工観光文化部 歴史・文化都市推進課)
 ※一部指定管理(令和 5 年度指定管理料 67,737 千円)
3 施設の構造
・ 本館
 鉄筋コンクリート造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造2階建て
 延床面積 約3,382平方メートル(前身である内藤記念館の約2.4倍)
・ 和室棟
 木造平屋
 延床面積 約210平方メートル

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です