地域振興~道路整備や防犯灯設置~

2018年12月議会

(1)道路整備

(2)白線や横断歩道

(3)側溝のふたの設置

(4)防犯灯設置等

【背景】

通学している児童生徒が事故にあうニュースを毎年のように見聞きします。多くの方は,そのような悲しい事故はなくなって欲しい,安全で安心な通学路であって欲しいと願っています。

(1)道路整備について

【質問】

例えば,沖水地区ですが,合併後,沖水地区は地理的に都城の中心地となり,医師会病院の移設も伴い,交通量の増加や生活道路を抜け道としての利用も増加もしています。大きな要望箇所として,吉尾町のセブンイレブンの前の通りの歩道整備や金田町の松田酒店から金田交差点へ抜ける道,広瀬橋から太郎坊公民館へ向かう道,高木町の外枦保豆腐店から沖水小学校へ向かう道,都北町の住友ゴムの裏の通りなどいくつもあります。沖水地区同様,市内には道幅が狭かったりなど危険な個所は都城に数多く存在すると考えられます。

質問します。要望書の取り扱いと今後の整備計画はどのようになっているのでしょうか。

【答弁】

市道整備につきましては,公民館長や市民の方々から道路拡幅や歩道整備など,多くの要望をいただいております。要望をいただいた場合は,道路公園課の職員が道路の利用状況や沿線の土地利用状況などに配慮し,緊急性や整備効果など総合的に判断してまいりたいと考えております。

【質問】

質問します。平成30年度の整備路線数と新規路線数について教えてください。

【答弁】

平成30年度の整備路線は,国の補助事業を活用している路線が4路線,合併特例債事業を活用している路線が5路線,その他市の単独事業で11路線を実施しております。また,今年度の整備路線は,全て昨年度からの継続路線で新規路線ではございません。

【提言】

過去にも同僚議員が歩道の設置について質問しており,安全対策について言及されております。現在は20路線整備中ということですが,各地区1路線ずつでも,通学路の安全対策のためにも整備をしていただきたいと考えるところです。また,国道10号線の福山通運がある道路は,国道221号線へつながるため,志布志道路が完成に近づけば更なる交通量の増加が考えられます。志布志道路のICとも交わるため,通学路の安全確保をしっかりと行うよう提言いたします。

(2)白線や横断歩道について

【質問】

通学路の安全確保としては,スクールゾーンなどの時間規制やグリーンラインなどありますが,基本は白線や横断歩道での通学路確保だと思います。しかし,本市は横断歩道での交通事故が全国でもトップクラスですが,白線や横断歩道が消えている個所が数多くあります。横断歩道の管理は公安委員会になりますが,市にも要望等が数多くきているのではないかと考えられます。過去の答弁において,年間50㎞程度の区画線の引き直しを行っており,本年度も同程度の延長で,優先道を考慮しながら実施する予定であると述べられています。

質問します。消えている白線や横断歩道の把握はできているのでしょうか。また,今後の計画はどのようになっているのでしょうか。

【答弁】

白線が見えにくくなっている個所につきましては,道路の利用状況や危険性,緊急性などを考慮しながら,年間60㎞程度の引き直しを予定しております。なお,横断歩道につきましては,宮崎県公安委員会の管轄になりますので,引き続き要望してまいります。

【提言】

白線の対応年数は,交通量などによって変わってくると思いますが,5年から10年程度しか持たないときいたことがあります。市道の全長は3200㎞でありますので,中心市街地以外の生活道路などは長い間,白線がない状態の可能性がありますので,小中学生や高校生が通学路として使用する可能性のある場所の白線の引き直しは優先度を上げていただきたいと考えるところです。

(3)側溝のふたの設置について

【質問】

側溝に落ちてけがをしたなど,危険だからふたをして欲しいという声をきくことがありあます。これも数多くの要望が上がってきていると考えられますが,長年ふたが設置されずそのままの個所があります。また,交通量が多くてもふたがない場所もあります。例えば,都城北高速バス乗り場付近は,停車の車が多く,歩行者にとって通りにくい状態があり,側溝のふたもかかっていないため,夜中は誤って落ちてしまうような場所です。そのような個所が都城市内各地にあることかと思います。

質問します。側溝のふたの設置についてH29年度の要望数と実施数,また整備の基準はどのようになっているのでしょうか。

【答弁】

平成29年度の側溝のふた掛け要望件数と処理件数についてお答えします。本庁及び各総合支所で157件の要望がございました。そのうち,91件につきましてふた掛けを実施しております。また,側溝のふた掛けにつきましては,主に道路幅員が狭く,車の脱輪防止や歩行者の通行の安全確保のため,ふた掛けを行うことに良り,安全性や快適性が向上する個所を優先的に行う事としております。

(4)防犯灯設置等について

【質問】

城市は全体的に街灯が少なく暗いという声や安心して通学できるよう家から学校まで明るい通学路であって欲しいという声を聴きます。警察庁では,「安全・安心まちづくり推進要綱」で照度基準を公表しており,道路や街路では,人や物の存在がすぐに認識できて,常に危険を回避できる明るさが必要とあります。現在,本市では,公民館などに対して,防犯灯の設置に係る補助や維持管理に係る補助などの補助事業が行われております。

質問します。今年度の維持管理費や設置費に係る補助金申請数の状況はどのようになっているのでしょうか。

【答弁】

本年11月末現在,維持管理に係る補助金の申請頭数につきましては,10ワット契約が2816灯,10ワットを超える契約が10055灯の合計12871灯となっております。次に設置に係る補助金につきましては,LED灯の新設の申請灯数が67灯,LED灯へのブラケット取替の申請灯数が433灯,小柱の設置の申請本数が25本となっております。

【提言】

新規設置灯数が67ということですが希望としてはこの100倍はあるのではないかと私個人は考えます。また,子どものいる家庭からすると,なかなか公民館長に我が家の前にも防犯灯をつけて欲しいという要望を言えない方がほとんであると思います。もっと地域住民にしっかりと周知し,公民館に要望しやすい状態や仕組みにしていただきたいと考えます。公民館加入世帯の家の前には防犯灯がつけられるという状況になれば,公民館加入への促進にもつながることが考えられますし,より安心して暮らせるまち,子育てしやすいまちになると考えられますので,検討していただきますよう提言します。

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